6月のこと


梅が島の台風の朝、
大きなも力を前にして、
私は本当に
ウサギのように
駆け出していました。


東照宮の手拭いには
縁起の良い動物たちがいて、
歌ったり踊ったりしてる
私達皆んなを
楽しそうに見ていました。
そして私達の手拭いも
様々な方のお家に楽しそうに行き、
そしてワンピースを作って
参加される方もいて嬉しいです。


先輩方それぞれの
港の風が届きます。
私も歌いながら
知らない港を見ています。


「火狩りの王」を読む旅は長く、
哀しみや痛みも感じて辛かった。
でも解き放たれる星や人々を辿り、
最後に穏やかに深く息をした時、
現在の地球を思い、
間違いを知っていて
続けることの先にあるように感じました。


西荻窪タリカロは
辛い南インドカレー屋さん。
大好きなビールのソラチ、
しかも生ビール!と、
控えめな辛さを選んでも
全ての毛穴が開くよなスパイスに、
大勢の方々と一緒に喜び、
店は驚きの混み混み大人気。
でもまた混み混みの一人になる私です。


明大前の亀井邸の
狛犬ならぬ門の鷹は、
萌える緑に溶けて
なお猛々しいのでした。


卯年の真ん中の
静かな雨に、
応仁の乱の頃、
川崎にいらした月読様に
逢いに行きました。
満月のような狛犬が、
空に近い丘の上から見守っています。