12月のこと


山梨の谷口ぴかぴか
商店の灯火たち。
どれも遠い誰かの手の
温かいのを思い、
その優しい光りを辿ると
地球を包み込むよう、
ずっと見ていたい。


染め物のkatakataで、
来年の干支のウサギ(と亀‥うふふ)
手拭いを得て飾り、
SBS学苑や音楽体操の皆さまに
プププと喜んでいただきました。
そして手紙舎もある真昼の街は、
いつも光が眩しく濃くて
人の影を薄く感じる好きなところ。

フニクリフニクラをずっと歌ってきた私。
まさかの先輩から
『フニクリフニクラ』って何のこと?
とのお尋ね。
おかげで
登山電車「フニコラーレ」の愛称と判明、
しかも人気が無いから
作ったCMとの事でビックリ!!
高尾山登山鉄道は宣伝なくても大丈夫、可愛い♡


師走に必ず乗る
観覧車コスモクロックが静かに、
時間なんか知らないふうに
休んでいて、
もちろん足元のパンダカーも
眠るようにしてるのを、
ワチャワチャとロープウェイから見るだけ。


彼が銃で撃たれて
遠くに行ってしまった事を、
夕暮れの武蔵小金井
ホームで知ったのです。
その冬の空には
凍える星があった思い出があります。
そんな彼の始まりを確認した映画でした。
詩も歌も地球と共に。


私のボジョレーは、
ヌーボ祭りの頃は
洋上を静々と渡っていた。
ヨーロッパでも高名な
100歳越えの
葡萄が見守る若い葡萄のボジョレーは、
軽やかでスキップしそうでした。


今年一番の御気に入りの
クリスマスツリーは、
住みたいくらいに大好きなDIVAの
灯台みたいに海を見ています。
ツリーには
妖精しか住めないけど、
トナカイやサンタさんのいる冬の空に近い。

扉は二つの世界を隔てて繋いで、
向こう側の星がこぼれる空を、
忘れているだけで皆んな知っている。
震災を知らない子がパネルの前で、
お母さんのカメラを待っていた。
彼女の心に飛び込む勇気や
大切なものがムクムクしてるみたい。