8月のこと


四年振り阿佐ヶ谷七夕まつりは、
朝日に大小張子達が
待ちかねたように。
私のワクワクを受け止めて
夏の風に揺れて、
松本零士先生も宇宙船の上で
キュウリの馬に乗っていました。


8月のこの日は、
戦争を越えた方、
広島で被曝された方と、
その海にいて
広島の街に入った方や、
家族を無くした方々の
溢れる心に溺れてしまいそうになるのです。
でも「小太郎の左腕」が森に還ったように、
すべてが還ると先輩達と思っています。

ジョージ・ハリソンの歌が、
オデオンの一番大きいスクリーンいっぱいに
広がるConcert ForGeorge。
寂しさと恋しさに包み込まれ、
私も泣いてしまえば、
ロイヤルアルバートホールいっぱいに
降った花びら以上の激しさで、
街は土砂降りの雨。