汚い言葉に、うんざりしてしまって、


ピースの又吉直樹さんの
『第2図書係補佐』を手にする。
言葉がきれいで、大切に書いてて、
又吉さんの記憶や思いのなかで、
私は安心して、すっかり猫みたいに丸まって読んでた。

BBがベベ、ブリジットバルドーってのは憧れだけど、
この場合のBBはビーチボーイズって感じのMioFouの新曲。
ハモりまくって、私的にはフィーリーな感じもあるのが嬉しい。
フフフ〜ん。

通りがかった緑の街に、
旧いスバルがあって懐かしい。
子供の頃、白いスバルに美術の先生が乗っていて、
雨降りに乗せてもらった事があった。

空気が重くて、
弾いてるピアノの音さえもが重力を持って、
耳にも重い日があった。

バイオリンも、
思う様に響かない…重みに妨げられている。
声も自分の頭骨の中で響くだけ…

昼下がりの羽田の工場街は、
アスファルトが焼けているはずなのに、
陽炎もたたない。
じっと焼けてる。

風が動かないって
伯母さんも声高に話してた。
そう、空気が動いてないから、
扇風機も重いものをかき回すだけ。

でも、
私は水の上にある緑の道を、
スタジオに向かってゆく、
その木々の葉が切り抜く空を、
ずっと知っていて好きな場所。

その後は大好きな雷雨が激しい。
洗う洗う、洗って流してしまいなさい。
そして窓から、
龍が登ったり降りたり、空を舐める様に行くのを見てた。