5月のこと


弁天さまの閉門が解かれて、
ご挨拶に伺いました。
もうシャガは残っていないけど
木々は優しい。
そして静か。


竹酔日は竹が酔っ払ってるから
お引越し日和らしい。
そかな?と朝に探すけど、
酔って動けない竹ばかり。
代わりに私が階段の上食堂の
階段の下の売店で、
筍名人の富士宮(地元)の筍を
滋味深く胃袋にお引越し。


コロナがあっても無くても、
私は先輩方と歌って体操をしていて。
中には目を閉じて、
歌に身体を揺するだけの先輩もいるけど、
唇が僅かに詩をなぞって、
瞼に映る何か愛しいものを
私も感じるように思う。
そんな幸せな気持ちと一緒に、
大好物の栄螺を買って帰った。


私たちがいるのは新世界。
ミオストリングスは
いつか届けるために準備していて、
先輩達とは「遠き山に陽は落ちて」を
繰り返し歌っています。
まどいせん会える日を楽しみに。
今は駅も眠っているよう。

鰭も美しい連子鯛。
悪いものを見抜きそうな
目をしてました。
今は私たちの中で
グングン泳いでいます。


ナガラミを茹でて海を思って食べるけど、
海のように造ることは出来ない。
でもローストビーフを焼けるようになったのです。