先生方は、 伝えることに長けていて、

膨大な知識が私の中に伝わるのは良い気持ち。
そして、知らない名前の学生と完全に勘違いされてて、
「○○ちゃん、風邪なおったの?」なんて尋ねられると、
すっかり、その○○ちゃんになってしまう。

授業は富士山の影がクッキリ見える黄昏まで続いて、
終業と同時に街を中野に向かって走り出す。
山之口貘さんが産まれて100年経ったから…

駆け込んだモモガルテンは、
詩を綴った大きな布を背景にステージが始まってた。
慌ててバイオリンを取り出して
山下さんが歌う貘さんの詩は、映像みたいだから、
私も、その空気の中に音をひろげた。

…シーサーズも貘さんの詩を歌った…
のには間に合わなかった、残念!
プログレみたいな5拍子だって、良いなぁ。
次の機会には是非。

佐渡山さんがメインで、
貘さんを語って、沖縄の事も歌ったり染みた。
映像もあって、
金子光晴さんが見れたのも嬉しかった。

金子光晴さんは
昔、吉祥寺の交差点で自転車に乗って信号待ちをしてる彼と、
一緒に信号を待ったのです。
ご高齢だったけど格好良くて忘れられない。

山下博士の牡蠣ナイトは、
落語家も高座にみたてたスツールから落ちそうに美味しい、
磯の香りのする音楽満載のイベントで、
私の好きな海の歌がいっぱい。

グッドマンは小さい。
空気に音がぎっしりつまって、
言葉の中に自分がいる感じが
音楽をしていて気持ち良い。

仙川は住んでいなくても私の街に決まってる。
タイニーカフェでマスカのLive。
自分が自然にしてる音楽が、
木の床や、店の様々に、
可愛い少女や優しいお客さんに滲みる。